日々、数十万世帯に電気を供給する大型発電施設では、その社会的な重責ゆえ、安全・安定した稼動が求められている事は言うまでもありません。更に信頼性の確保という点からも、最高水準の点検整備は電力業界にとって最も重要な課題の一つとなっています。一方、これらの設備では大掛かりな解体作業や長時間の操業停止が許されない為、効率的で速やかに内部状況を確認出来る「オリンパスの非破壊検査」が脚光を浴びています。先進のデジタルイメージング技術を応用した工業用内視鏡を始め、卓越した超音波・渦流技術の探傷器、進化したハイスピードビデオなど独自の精密技術を駆使したトップレベルのトータルソリューションを展開し、発電産業の発展に寄与しています。
超音波装置
超音波厚さ計は、火力、原子力発電所で、スチームボイラー管の腐食や浸食による減肉測定、また、管の寿命に影響する内部酸化スケール層の厚さ測定に使用されています。 パイプ、ボイラー管、スチームライン、原子炉内にある進行中の亀裂を超音波探傷器やフェイズドアレイシステムで確かめることが可能です。また、これらの装置は、発電タービンブレードやローターの亀裂の検出にも使用されています。
渦流装置
渦流技術は、電力業界では、特に冷却工程で使用される熱交換器の検査において大変重要な役割を担っています。 熱交換器には、数多くのチューブを含んでいるため、そのすべてのチューブに関する検査、解析、記録作成の作業が欠かせません。 このような検査業務において、渦流技術は、詳細なデータを整理し記録する検査記録プログラムと組み合わされ使用されています。チューブ検査、各チューブの検査結果の記録、簡単でわかりやすいレポート作成まで行うことができます。
工業用内視鏡
原子力、火力、水力、夫々の発電プラントにおいて、安全性を求める社会的ニーズの高まり、また、ひとたびトラブルが発生した際に被る電力会社のダメージについては論を俟ちません。一方、メンテナンスの質と量を充分に確保する事は各社にとっても頭の痛い問題であり、これを解決する①簡易操作、②正確な判断、③省人化、が図れる検査機器の登場が待たれていました。主に「熱交チューブ」「復水器」「スチームタービン」「各種配管」等の保守点検に活用されるオリンパスの工業用内視鏡には、これらを解決する「検査現場」と、「本社部門」を同時に満足させる2つの機能が搭載されているビデオスコープがラインナップされ重宝されています。一つは、現場の検査員単独での良否判断を可能にした「計測機能」(現場完結型検査)、そして2つ目は、検査のオーソリティーによる本社に居ながらにした遠隔操作(検査主幹)を可能にした「ネットワーク機能」(集約型検査)です。オリンパスの工業用内視鏡は、これら検査の効率アップを図る事により、電力産業を強力にバックアップしています。