従来型およびフェイズドアレイUTソリューション
Olympus NDTのマニュアル溶接検査ソリューションには、OmniScan M探傷器と新しい
フェイズドアレイ(PA)溶接プローブシリーズが含まれています。 このソリューションにより、検査のスピードアップ、検出能力の向上が図れ、また、優れたレポート作成機能により検査の履歴管理を実現します。 OmniScan M溶接ソフトウェアの新機能追加と既存機能の改善により、より使いやすいソリューションとして、PAおよびUT検査の両方に適用できるようになっています。さらに、便利なRayTracing™(レイトレーシング)機能では、PA構成によりカバーした溶接エリアをリアルタイムで画像表示することができます。
マニュアル溶接検査ソリューション
- OmniScan M探傷器
- マニュアル溶接検査用OmniScan M溶接ソフトウェア:
- UT探傷ユーザーインターフェイスと機能
- 使い慣れたメニュー形式のインターフェイス
- サイジングカーブ(DAC/TCG、ASME、JISおよびDGS)
- AWSおよびAPI規約ウィザード
- わかりやすい RayTracing™ (レイトレーシング)機能により、マニュアル溶接検査のフェイズドアレイ解析を簡素化し、操作に必要なトレーニング時間を短縮
- 溶接オーバーレイ機能によりデータ解析を簡易化
- PA溶接プローブシリーズ(WPS)
- 人間工学に基づく設計仕様および小型の設置面積
- DGSとAWS規約に準拠したPAプローブ
OmniScan M探傷器
低価格、エントリーレベルOmniScan Mモジュールは、すでに実績のある製品の強みを維持しつつ、さらにマニュアル検査におけるフェイズドアレイのイメージングの利点を備えています。
マニュアルフェイズドアレイモジュール(16:16M/16:64M)
- エントリーレベルフェイズドアレイモジュール
- マニュアル超音波検査用探傷器
- リアルタイムフェイズドアレイイメージング
- PAおよびUTを1台の探傷器に統合
- シンプルな探傷器インターフェイス
- 上位OmniScanモジュールにアップグレード可
マニュアル溶接ソフトウェア
探傷器ユーザーインターフェイス
OmniScan溶接ソフトウェア(MXU-M-2.1-WELD)は、標準ソフトウェア版(MXU-M-2.0)と類似しているため、操作も簡単に行うことができます。 OmniScan溶接ソフトウェアユーザーインター
フェイスでは、3つのメニューレベルからなるパラメータへアクセスすることができます。 右の図は、パラメータ値を入力あるいは選択するために使用するメニュー、サブメニュー、パラメータボタンを選択する操作メニューの要素を示しています(メニュー > サブメニュー > パラメータ = 値)。
メニュー項目、サブメニュー、パラメータボタンの配列は、標準の使用手順に従って表示されます。
従来型超音波探傷器機能
新MXU-M-2.1溶接ソフトウェアは、従来型UT探傷器にあった多くの機能を維持しているため、OmniScan Mの従来型UTチャンネルにより、市販の従来型UT探傷器(例:Epoch XT)と同様の機能をすべて保持しています。
- ADT - (アドバンスドDAC/TCG)
- ASME、ASME-3、JIS、カスタムカーブ
- ゲートおよびカーブ測定に関連する測定値には、 A%カーブ、Max%カーブ、AdBカーブ、MaxdBカーブがあります。
- オンボードDGS/AVG
- AWS D1.1/D1.5
- AWS拒否基準測定値(AWS D)
- AWS階級測定値(AWS CL)
- API 5UE
- きず高さ測定値(API-DL)
- 半波測定値(API-HW)
フェイズドアレイイメージングの利点
フェイズドアレイイメージング法は、従来型UTによる信号と同じ信号を具体的に視覚化します。A-スキャン信号をカラーコード化することにより、改良されたイメージングが可能です。UTモードで使用可能なすべてのサイジングカーブと測定値は、PAモードでも使用できます。
- ADT (アドバンスドDAC/TCG)フェイズドアレイ
- オンボードDGS/AVGフェイズドアレイ
- AWS D1.1/D1.5 PAフェイズドアレイ
フェイズドアレイソフトウェアの開発により、従来型UTと同様のクラックサイジング機能を保持するとともに、次のような利点を備えています。
- 検査速度の改善
- 検出能力の向上
- レポート作成機能とトレーサビリティ
- 1つのフェイズドアレイプローブであらゆる角度に対応可
単純化されたフェイズドアレイ解析
わかりやすいRayTracing™ ((レイトレーシング)機能は、フェイズドアレイ構成でカバーする溶接エリアをリアルタイムで映像化する内蔵ソフトウェアツールです。そのため、レイトレーシングは、探傷中にも欠陥の位置を検出し、マニュアルフェイズドアレイ溶接検査を簡易化することができます。
セットアップモードでのレイトレーシング
レイトレーシング機能は、セットアップモードにて、試験体の溶接部をフォーカルロウ構成がカバーする領域を表示しながら、双方向のウィザードにより操作することができます。
検査モードでのレイトレーシング
検査モードでは、A-S-Rレイアウトを使用しながら、レイトレーシングビューにより、溶接内の欠陥位置を検出できます。また、 S-スキャン上の溶接オーバーレイでは、S-スキャンの指示を溶接位置にリンクすることができます。さらに、レイトレーシング操作モードでは、レイトレーシングビューパラメータにアクセスでき、検査中でも簡単にこれらのパラメータを修正することが可能です
(例:インデックスオフセット、スキュー、溶接ズーム、レグ数)。
解析モードでのレイトレーシング
解析モードでは、指示テーブルは、S-スキャンで検出された各欠陥の情報の記録に使用することができます。各テーブルにエントリーすると、色のついたポイントがレイトレーシングビューに追加されます。この画像により、理解しやすいレポートを作成することができます。
フェイズドアレイ溶接プローブシリーズ
フェイズドアレイプローブ製造の世界的なリーダーであるOlympus NDTは、アプリケーションの優れたノウハウを提供する新・溶接プローブシリーズ(WPS)を販売します。改良の努力を重ねた結果、この新シリーズは、すでにベストセラーであったA1およびA2プローブを新しい段階にまで進化させることに成功しました。多くの検査に適用し、また、人間工学に基づく設計を取り入れるため、プローブのあらゆる側面を検討し、最適化しています。小型の筐体とウェッジ面積により、ビーム範囲を改善し、試験体により近接することが可能です。さらに、これらのプローブは、人間工学的な改良により、マニュアル検査中も持ちやすく設計されています。
手頃な価格で使いやすいOmniScan Mは、理想的なマニュアル溶接検査装置です。単一チャンネルスキャンで検査する場合、フェイズドアレイ溶接プローブシリーズ(
WPS)で OmniScan M探傷器に最適なプローブは次のとおりです。
OmniScanの上位モジュールは、より多くの拡張機能を搭載していますが、もちろん、マニュアル検査にも使用することもできます。実際、上位モジュールには、開口幅(同時制御振動素子数)を拡げ、マルチチャンネルスキャンを可能にするために、同時に多くのエレメントを制御できるという利点があります。次の2種類のプローブを使用することによりOmniScan上位モジュールの機能を最適化できます。