フェイズドアレイ探傷器

OmniScan MX PA




フェーズドアレー測定器


フェーズドアレー技術


フェーズドアレー技術では、角度、焦点距離、焦点サイズなどのパラメータをソフトウエアで設定して、超音波ビームを発生させます。大型のアレーでは、ビームを多重化することも可能です。豊富な機能を備えているため、これまでにない新しい用途に対応できます。たとえば、ビームの角度は簡単に変更できるため、プローブ自体を移動してスキャンする必要がないことから、従来のマルチ超音波やメカニカルスキャン装置との置き換えが可能です。また、角度を変更して検査が行えるため、傷の位置に影響されずにS/N比が最適化でき、正確な検査結果を得ることができます。

フェーズドアレーの特長

フェーズドアレー技術には次の特長があります。
  • ソフトウエアによるビームの角度、焦点距離、焦点サイズの制御
  • 異なる角度からの探傷を単体で行える小型電子制御マルチエレメントプローブ
  • 複雑な形状にも柔軟に適応
  • 稼動動部なしの高速スキャン

フェーズドアレーのソフトウエア

A-scan、B-scan、C-scansの全機能を搭載



OmniScan PAは、OmniScan UTの機能をベースに、A-scan、B-scanおよびC-scan表示のすべての機能が搭載されています。

セクトリアルスキャンの全機能を搭載



  • リアルタイムの体積補正表示
  • 20Hz以上の画像更新速度(最大40Hz)

リアルタイムでの高度なデータ処理



  • リアルタイムデータインターポレーションによりデータ収集時の傷空間表示が改善
  • ハイパスおよびローパスフィルタが選択できるため、A-scanとイメージの質が向上
  • プロジェクション機能により、縦配置のA-scanとセクトリアルスキャンの深さ方向カーソルの同期表示
校正の手順とパラメータ

対話式のメニューに従って、「次」と「戻る」を選択するだけで校正作業が完了します。

グループウィザードとフォーカルローウィザード
  • グループウィザードではプローブ、検体の情報およびビームパラメータの入力により、すべてのフォーカルローが1つのステップで作成できるため、変更のたびに作成する必要はありません。
  • 対話式の手順により、ユーザーがパラメータの変更を見落とすことはありません。
  • オンラインヘルプで設定に関するパラメータの情報を確認できます。
マルチグループのオプション

スキュー角度、スキャンタイプ、検査部位など、パラメータが異なる2種類の設定を適用した複数のフォーカルローを作成できます。

マルチグループによる検査の設定例
A:64以上のエレメントで構成される単体のフェーズドアレー・プローブを使用して、2種類の異なるグループを作成します。


  • 45°のリニアスキャン(1skipにて上部をカバー)
  • 60°のリニアスキャン(下部をカバー)

B:64または128のエレメントで構成される単体のフェーズドアレー・プローブを使用して、2種類の異なるグループを作成します。

  • のリニアスキャン(低感度)
  • 0°のリニアスキャン(高感度)
C:64または128のエレメントで構成される単体のフェーズドアレー・プローブを使用して、3種類の異なるグループを作成します。


  • 45°のリニアスキャン(1skipにて上部をカバー)
  • 60°のリニアスキャン(下部をカバー)
  • 30°~70°のセクトリアルスキャン(検出率を増加)
D:16または64のエレメントで構成される2個のフェーズドアレー・プローブを使用して、2種類の異なるグループを作成します。

  • 35°~70°のセクトリアルスキャン(1skipにて左側面をカバー)
  • 35°~70°のセクトリアルスキャン(1skipにて右側面をカバー)

仕様*

外形寸法 244(W)×182(H)×57(D)mm(9.6×7.1×2.1インチ)
重量 1kg(2.2 ポンド)
コネクタ OmniScanフェーズドアレー・プローブ用コネクタ×1
BNCコネクタ×2(パルサーレシーバ×1、従来の超音波レシーバ×1)
(モデル32:128はBNCなし)
フォーカルロー数 256
プローブの認識 自動認識と自動設定
パルサーレシーバ
駆動エレメント(アパーチュア) 16エレメント*
エレメント数 128エレメント
パルサー
パルス電圧 80V(各エレメント)
パルス幅 30~500n秒で可変、分解能2.5n秒
ライジングタイム 10n秒以下
パルス波形 負矩形波
出力インピーダンス 以下
レシーバ
感度 0~74dB、最大入力信号1.32 Vピークtoピーク
入力インピーダンス 75Ω
周波数帯域幅 0.75MHz~18MHz(-3dB)
ビーム形成
スキャン形式 セクトリアルおよびリニアスキャン
スキャン数 最大8
アクティブエレメント 16*
エレメント 128
遅延範囲(送信) 0~10μ秒(2.5n秒単位)
遅延範囲(受信) 0~10μ秒(2.5n秒単位)
データ収集
デジタイジング周波数 100MHz(10ビット)
最大繰返し周波数 10kHz(C-scan)
収集深さ 29m(鋼中、縦波:10m秒圧縮時)
0.24m(鋼中、縦波:未圧縮時)
データ処理
データポイント数 最大8,000
リアルタイムアベレージング 2, 4, 8, 16
表示波形 RF、全波、半波(+および-)
フィルタ ローパス(プローブの周波数域に応じて調整)、デジタル(帯域幅、周波数域)
ビデオフィルタ スムージング(プローブの周波数域に応じて調整)
データストレージ
A-scan記録(TOFD) 6,000 A-scan/秒(512ポイント8ビットA-scan)
C-scanデータ記録 I、A、B、最大10kHz(振幅またはTOF)
最大ファイルサイズ メモリ容量に依存
データ表示
A-scan画像更新速度 リアルタイム:60Hz
体積補正S-scan 最大40 Hz
データ同期
内部同期 1Hz~10kHz
エンコーダ 1または2軸に対応
プログラマブル時間補正ゲイン(TCG)
設定ポイント数 16(フォーカルロー1チャネルに付きTCG曲線×1)
アラーム
アラーム数 3
条件 ゲートの論理上の組み合わせのいずれか
アナログ出力 2

*製品の仕様は、予告なしに変更される場合があります。


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