自動検査

TomoViewソフトウエア

概要




TomoView™は、UTパラメータの設定、及びオリンパスNDTの従来型及びフェイズドアレイ超音波システムを使用したデータ収集を簡単な方法で実行できるように設計されています。オペレータが収集ユニットを他のものに換えても新たなトレーニングをする必要はありません。

TomoViewは、UT(超音波検査)信号のリアルタイム画像処理機能、及び収集済みデータファイルのオフライン分析機能が組み込まれたパワフルで用途の広いUT信号収集管理ソフトウエアパッケージです。

UT検査中にデータ収集や分析を効果的に行える多数の先進的な機能を持っています。このように現場や工場で検査するときに最適なツールで、Microsoft Windows XPで動作するソフトウエアです。TomoViewはどんなハードウエア構成にも対応でき、標準のラップトップコンピューターやハイエンドデスクトップ型ワークステーションでも動作します。コンピューターの構成によって、大容量のデータファイル(最高1GB)を簡単に扱うことができるソフトウエアアプリケーションです。さらに、柔軟性とグラフィックインターフェースを持っているため優れた操作性を提供できます。

TomoViewによるオリンパスNDTシステムの動作
TomoViewは、オリンパスNDTの従来型の超音波システム及びフェイズドアレイ超音波システムで、セットアップやデータ収集に使用できます。また、オリンパスNDTの過去 / 現在の超音波収集ユニットや旧バージョンのTomoViewで作成したデータファイルを分析できます。

TomoViewは標準のラップトップコンピューターやハイエンドデスクトップ型コンピュータで動作し、以下のオリンパスNDT機器を動作させることができます。
  • µTomoscan
  • Tomoscan FOCUS
  • Tomoscan III PA
  • TomoScan FOCUS LT
  • MultiScan MS5800
  • OmniScan PA
  • OmniScan UT

インターフェース概要

TomoView™の画面レイアウトはユーザーが定義でき、高速検索用に簡単に保存できます。このようにするとオペレータはUT検査作業を効率的に行うことができます。さらにペインと呼ばれる重複しない多数のウィンドウに分割できます。TomoViewは、ロード、変更、保存が簡単にできる定義されたディスプレイレイアウトが使用できます。また、測定カーソル、ズーム、カラーパレットの変更などの一般的なグラフィック機能に加えて自動化ツールを使用すると、さまざまな規格に準拠したデータを簡単に分析できます。

フェイズドアレイのカリキュレーター

TomoViewフェイズドアレイのカリキュレーターは強力な機能を持っており、TomoViewの中でもっとも重要で不可欠な項目です。このカリキュレーターにより、斜角、焦点及び電子スキャンのタイプ(セクトリアル、リニア、デプス)の正確なプログラミングが可能になります。

パラメータ入力は、ウェッジ、プローブ、材料データがデータベースにあらかじめ設定されているため、簡単に行えます。ユーザーは検証ツールでそのフォーカルローや入斜角をグラフ表示できます。
  • 3Dレイ・トレーシング
  • セクトリアルスキャン、リニアスキャン、デプススキャン及びダイナミックデプスフォーカシング
  • ユーザー定義のプレーンでフォーカシングをサポート


  • 最大2Dマトリクスの標準リニアプローブ及びデュアルフェイズドアレイプローブに対応

  • OmniScan®で検査した「*.law」ファイル形式の測定結果を保存
  • プローブ、ウェッジ、サンプルのパラメータすべてを簡単に定義できるプローブ、ウェッジ、サンプルデータベース
フォーカルローに関して、近距離音場及び角度偏差値が計算され、設定が超音波の物理制限以内であればいつでも確認できるタブに表示されます。
最新式のカリキュレーターは、スタンドアローン型ソフトウエアとして使用できます。すべての設定はTomoViewで再利用できるため、保存が可能です。




セットアップ及びデータ収集


TomoView™は、オリンパスNDTの従来型超音波システム及びフェイズドアレイ超音波システムを使用してUTパラメータ設定及びデータ収集ができるように設計されています。
  • 複数チャンネル動作:従来型、フェイズドアレイUTまたは両方を使用します。
  • 溶接とサンプルオーバーレイ機能により、欠陥位置を直接読み取ります。あらかじめ定義した溶接の開先形状を選択するか、またはCAD図面(DXF形式)をインポートします。

  • 従来型UTとフェイズドアレイUT設定の両方に自動較正(振幅、時間基準)及びTCG(時間感度補正) :フォーカルローごとにTCGを自動計算します。
  • 高速検査(高PRF)を行うと、通常「ゴーストエコー」が発生します。ウェッジと部位間のインターフェースで複数の反射が起こるため、インターリーブファイアリングシーケンス(interleaved firing sequence)を使用して他に不具合を起こさずにこのゴーストエコーを大幅に削減することができます。
  • エンコーダ入力、内部同期または外部PACE信号に基づいた各種の1D、1.5Dまたは2D検査シーケンス
  • ビームシミュレーションモジュール: 従来型のUT及び / またはフェイズドアレイビームをそのコンポーネント及び開先形状とともにビジュアル化することが可能です。この機能は、リアルタイム試験対象範囲の評価に役立ちます。
  • ダイナミックデプスフォーカシング(DDF):それぞれの深さ位置に対して必要な1つのフォーカルローの代わりに、DDFアルゴリズムによって信号受信時フォーカシングの深さを大幅に変更すると単一のフォーカルローを使用できます。この機能は、広範囲な肉厚方向範囲がカバーされるコンポーネント検査には非常に有効です。


データ分析



  • さまざまなグラフィックツールが視覚表示の最適化やデータからの数値情報検索に使用できます。
    • 十字カーソル
    • リンク表示を可能にするズーム機能
    • コンター機能:表示にマーク付けをしたり、表示から数値情報(振幅、位置、サイズなど)を自動収集
    • ゲイン情報:データ分析中に検査感度を調整するためにソフトウエアゲインの追加が可能
  • テンプレートレイアウト表示機能により、さまざまな方法でデータを表示できます。
  • 最大8つまでユーザー定義したレイアウトを作成でき、表示タイプ、単位、肉厚、カラーパレット及びソフトウエアゲイン設定、各種表示の情報フィールド、欠陥テーブル情報などを含む超音波データの表示用に保存できます。
  • さまざまなカラーパレットを使用して振幅及び伝播時間(TOF)のC-scan表示が可能
  • 情報グループ:データグループ及び / または固有の表示に関連する各種パラメータは、ペイン上部に表示するようオペレータが選択できます。これらのパラメータにはカーソル位置、統計的計算、プローブ設定、UT設定、ファイルヒストリー、FFT、シリンダリカル・カリキュレイション・ツールなどがあります。
  • コロージョンマッピング用に改善したパレットマネージャを使用してカラーパレットを編集

  • 最小部位または最小 / 最大振幅に基づいたエコーダイナミックを選択
  • 欠陥周囲の輪郭をクリック及びドラックして、-6dB評価法(数値は任意に設定可能)でX / Y / Z 位置、位置の振幅、幅、長さを瞬時に検出します。


高度な分析ツール
  • 同じ表示設定または異なった表示設定で複数のファイルを開き、表示することが可能です。
  • ヒステリックコレクション:スキャニングメカニズムにより、引き起こされる鮮明なバックラッシュ現象を高速かつ簡単にオフライン除去できます。
  • データファイル合成機能:さまざまなチャンネル及び / またはフォーカルローとともに複数のファイルを1つの単一ファイルに統合できます。
  • フォーカルロー合成機能:さまざまな音響ビームを収集した超音波データの統合が可能です。これらは関連するデータファイル、チャンネル、及び / またはフォーカルローによって生成されます。この統合プロセスは、指定したチャンネル及び / またはフォーカルローで検査した範囲の各ポイントで得た振幅と比較し、検査した範囲の各位置で観察した最大振幅で新しいデータグループを作成します。
  • TOFDマネージャ:TOFD試験データの基本及び高度な分析に使用する専用ツールです。通常TOFDカーソル、平面及び円筒形状上で従来型のUT及びフェイズドアレイ機器で生成されたデータのオフライン較正、レーリー波の矯正及び除去、傷の長さ及び高さの高速簡易サイジングの専用情報グループ
  • カスタマイズした欠陥テーブルの作成及びエクスポート:レポート対象の表示及び / または指定したデータファイルのさまざまな本質的な情報に関して必要なすべての数値情報が含まれます。
  • PASSソフトウエアで作成された音響ビームシミュレーションに関連するファイルの視覚化及び分析
  • 8ビット及び12ビットファイル両方の対数:線形変換
  • ソフトC-scanモジュール:振幅及びA-scanデータからの位置C-scan画像の生成が可能。厚さ測定に対するTOF C-scanの減算が可能
  • C-scan統合モジュール:最小または最大振幅、及びTOFに基づくインターリーブC-scanを統合
  • インターフェース信号に基づくA-scanのオフライン再同期化

レポーティング

  • 検査レポートのレイアウト機能を使用するとTomoView™からプリントアウトがすぐにできます。このレポートには、検査パラメータ、フォーカルロー、または欠陥テーブルでレポートされた表示内容が記載されています。さらにカスタマイズした検査レポートをMicrosoft Accessで処理できます。

データ交換

  • 画面キャプチャツールにより、TomoView™画面、ペイン、画像またはデータテーブルをキャプチャできます。これらのデータはBMPファイル形式で保存でき、クリップボードにコピーしてMicrosoft Windowsのアプリケーションソフトウエアにペーストできます。
  • 欠陥テーブルにある数値情報はTXTファイル形式で保存でき、標準の表計算ソフトウエアにインポートできます。
  • エクスポートA-scan及びエクスポートC-scan機能により、A-scan信号またはC-scan画像のどちらかの情報をTXTファイルにエクスポートできます。

OmniScan®のデータ分析


  • OmniScan データをインポートして、複数B-scan表示と同じように体積表示できます。

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